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Webサイト表示速度改善チェックリスト5選

2026.05.10

Webサイト表示速度改善チェックリスト5選

Webサイトの表示速度は、ユーザー体験とSEOの両方に直結します。Googleは2021年からページ体験をランキング要素に加え、Core Web Vitals(LCP・FID・CLS)が指標として定着しました。たとえばLCP(最大コンテンツの描画時間)は2.5秒以内が推奨されますが、実際には多くの中小企業サイトで4秒以上かかっているケースが少なくありません。本記事では、エムラボがこれまで手がけたサイト改善の経験から、効果の高い5つのチェック項目を優先度順にまとめます。

1. 画像の最適化

画像はページ容量の大部分を占めます。一般的なWebページでは画像が全体の60〜70%を占めると言われています。まずは画像ファイルのサイズを確認し、1枚あたり200KB以下を目標に圧縮します。ツールとしては、TinyPNGやSquooshが手軽です。さらに、次世代フォーマットのWebPやAVIFに変換すると、JPEG比で30〜50%の容量削減が期待できます。ただし、古いブラウザでは表示できないため、タグを使ってフォールバック(元のJPEGやPNG)を用意する対応が必要です。

2. キャッシュの活用

ブラウザキャッシュを適切に設定すると、再訪問時の読み込みが大幅に短縮されます。具体的には、静的ファイル(画像、CSS、JavaScript)に有効期限(ExpiresヘッダーやCache-Control)を設定します。一般的な推奨値は、画像やCSSは1週間〜1ヶ月、頻繁に更新されるHTMLは短め(数時間〜1日)です。WordPressの場合は、キャッシュプラグイン(例: WP Rocket、LiteSpeed Cache)を導入すれば、初心者でも簡単に設定できます。

3. JavaScriptとCSSの最適化

不要なJavaScriptやCSSが読み込みを遅くします。まずは使用していないコードを削除し、ファイルを結合してリクエスト数を減らします。さらに、初期表示に不要なスクリプトはdefer属性やasync属性を付けて非同期読み込みにします。たとえば、SNSボタンやアナリティクスのスクリプトは、ページのメインコンテンツが表示された後に読み込むと、LCPの改善につながります。

4. サーバーの応答時間(TTFB)の改善

TTFB(Time to First Byte)はサーバーが最初のデータを返すまでの時間です。理想は200ms以下。原因として、共有サーバーの過負荷、データベースクエリの遅延、PHPの処理速度が考えられます。対策としては、高性能なサーバーへの移行や、CDN(Cloudflare、Amazon CloudFrontなど)の導入が効果的です。WordPressサイトでは、データベースの最適化(不要なリビジョン削除、クエリキャッシュ)も有効です。

5. フォントとサードパーティリソースの見直し

Google FontsなどのWebフォントや、外部の広告・分析ツールのスクリプトは、読み込みをブロックする原因になります。フォントは必要なウェイトだけを読み込む、またはシステムフォントに切り替えると改善できます。サードパーティスクリプトは、非同期読み込みや、可能なら自社サーバーにホストすることを検討します。たとえば、Google Analyticsはgtag.jsの代わりに、より軽量なGoogle Tag Manager経由で読み込む方法もあります。

よくある質問

表示速度の計測にはどのツールを使えばいいですか?

Google PageSpeed Insights、Lighthouse(Chrome DevTools)、GTmetrixが代表的です。これらのツールは、改善すべき項目を具体的に指摘してくれます。

WordPressの速度改善で最初にやるべきことは?

まずは画像最適化とキャッシュプラグインの導入です。これだけで改善率が大きく変わることが多いです。

CDNは必須ですか?

国内ユーザーがメインなら必須ではありませんが、海外ユーザーが多い場合や、TTFBが遅い場合には効果的です。コスト対効果を考慮して導入を検討します。

まとめ

  • 画像は200KB以下に圧縮し、WebP/AVIF形式を検討する
  • ブラウザキャッシュの有効期限を適切に設定する
  • JavaScriptはdefer/asyncで非同期読み込み、不要なCSSは削除する
  • サーバー応答時間(TTFB)200ms以下を目標に、サーバー移行やCDN導入を検討する
  • Webフォントやサードパーティスクリプトは軽量化・非同期化する

これらのチェック項目を優先度順に実施することで、表示速度は確実に改善します。Webサイトの速度改善や、Core Web Vitals対策のご相談は、エムラボまでお気軽にお問い合わせください。