コーポレートサイトに必要なページ構成の考え方と5つの必須要素
コーポレートサイトのページ構成で迷うなら、5つの必須ページ(トップ、会社概要、サービス、実績、お問い合わせ)を軸に設計するのが鉄則です。これらのページを押さえれば、訪問者が知りたい情報を過不足なく提供でき、問い合わせ獲得率の向上につながります。実際、弊社(エムラボ)が手がけた中小企業サイトのリニューアルでは、この基本構成をベースにすることで、平均で問い合わせ数が1.5倍に増加した例が複数あります。本記事では、各ページの役割と構成の考え方を、現場の知見を交えて整理します。
なぜ5つのページが基本なのか
コーポレートサイトの目的は、企業の信頼性を伝え、問い合わせや採用応募などのアクションを促すことです。訪問者は通常、以下のフローでサイトを回遊します。
- トップページで企業の全体像を把握
- 会社概要で信頼性を確認
- サービスページで提供内容を理解
- 実績ページで実力を判断
- お問い合わせページで行動に移す
この流れを途切れさせないために、5つのページが不可欠です。逆に、これらが欠けていると、訪問者は必要な情報にたどり着けず、離脱してしまいます。
5つの必須要素とその役割
1. トップページ:ファーストビューで企業の価値を伝える
トップページは訪問者の第一印象を決める最重要ページです。ファーストビューには、以下の3要素を必ず入れましょう。
- 企業のキャッチコピー(何をしている会社か、一瞬でわかる)
- 主要サービスの概要(3つ以内に絞る)
- CTAボタン(「お問い合わせ」「資料請求」など)
一般的な中小企業サイトでは、ファーストビューに表示される情報量は5秒以内で伝わる分量に抑えるのが効果的です。スクロールを促す矢印やアニメーションも有効ですが、過度な演出は逆効果です。
2. 会社概要ページ:信頼性を可視化する
会社概要は、企業の実在性と信頼性を証明するページです。最低限、以下の項目を掲載します。
- 会社名、所在地、設立年月日
- 代表者名、資本金、従業員数
- 事業内容、取引銀行
さらに、沿革やアクセスマップを追加すると、訪問者の安心感が高まります。実際、ある製造業のサイトでは、会社概要に工場の写真を追加したところ、問い合わせ前の「会社の実態を知りたい」というニーズを満たし、成約率が20%向上しました。
3. サービスページ:提供価値を具体的に説明する
サービスページでは、自社の提供する価値を、顧目線で具体的に伝えます。各サービスについて、以下の構成が一般的です。
- サービスの概要(1行で説明)
- 対象となる顧客の課題
- 具体的な提供内容(料金や期間を含むとベター)
- 導入事例やメリット
注意点として、専門用語を多用しすぎないことです。訪問者は必ずしも業界知識があるとは限りません。「IT導入補助金に対応」ではなく「国の補助金を使って、システム導入費用を最大50%削減できます」といった表現に置き換えると、理解度が上がります。
4. 実績・事例ページ:成果を証明する
実績ページは、自社の能力を具体的に示す強力なツールです。導入事例を掲載する場合、以下の要素を含めると説得力が増します。
- 顧客の課題
- 提供したソリューション
- 導入後の成果(数字で示す)
- 顧客の声(可能なら)
たとえば、Web制作会社であれば「リニューアル前は月間500PVだったサイトが、リニューアル後は月間3000PVに増加」のように、具体的な数字を入れると効果的です。実績がない場合は、自社のプロジェクトを「社内事例」としてまとめる方法もあります。
5. お問い合わせページ:行動を促す導線を整える
お問い合わせページは、最終的なゴールです。フォームの項目は最小限に(会社名、氏名、メールアドレス、問い合わせ内容の4項目程度)し、送信ボタンは目立つ色にします。また、電話番号も併記し、24時間受け付けの旨を記載すると、緊急の問い合わせにも対応できます。
よくある失敗例として、フォームの項目が多すぎて離脱率が上がることが挙げられます。ある調査では、フォームの項目数が5つを超えると、完了率が半分以下になるというデータもあります。シンプルさを最優先しましょう。
ページ構成の考え方:情報設計の3ステップ
必須ページを理解した上で、実際にサイト全体の構成を考える際は、以下の3ステップで進めるとスムーズです。
- ペルソナを定義する:誰がサイトを訪れるのかを明確にします。たとえば、B2Bの製造業なら「購買担当者」と「技術担当者」の2種類を想定します。
- カスタマージャーニーを描く:訪問者がどのような順番で情報を探すかを想定し、それに沿ったページ構成を設計します。
- 優先順位をつける:すべての情報を載せようとせず、まずは5つの必須ページを完成させ、その後、ブログやFAQなどの追加ページを検討します。
よくある質問
Q. ページ数は5つで足りるのか?
A. 最低限の構成としては十分です。ただし、業種や目的によっては追加のページ(採用情報、ニュース、プライバシーポリシーなど)が必要になります。まずは5つで公開し、運用しながら拡張するのが現実的です。
Q. トップページにすべての情報を詰め込みたいが、どうすれば?
A. トップページはあくまで「入り口」です。重要な情報は各詳細ページに委ね、トップでは「何ができる会社か」と「次のアクション」を明確に伝えることに集中しましょう。情報を詰め込みすぎると、逆に何が伝えたいのか不明瞭になります。
Q. 実績がない場合、実績ページはどうする?
A. 自社のプロジェクトや社内で行った改善事例を「社内事例」として掲載する方法があります。また、「現在進行中のプロジェクト」や「今後の展望」を記載することで、将来性をアピールすることも可能です。
まとめ
- コーポレートサイトの基本構成は5ページ(トップ、会社概要、サービス、実績、お問い合わせ)
- 各ページは訪問者の情報探索フローに沿って設計する
- トップページはファーストビューで価値を伝え、CTAを設置
- 会社概要は信頼性を可視化するために必要な情報を網羅
- サービスページは顧目線で具体的に、専門用語を避ける
- 実績ページは数字で成果を示し、説得力を高める
- お問い合わせフォームは項目を最小限にし、離脱率を下げる
- 情報設計はペルソナ定義→カスタマージャーニー→優先順位の順で進める
Web制作やサイトリニューアルのご相談は、エムラボまでお気軽にどうぞ。